デノミ思考
◇「電車は汚いからのらない」◇
あなたは35万円の時計や20万円のアクセサリーを、誕生日だからと友人に贈るでしょうか?
特別に世話になったとか、長い付き合いだったけど、今生の別れになるのかというのであれば、あり得るかもしれません。
でも、何でも無い誕生日に贈りますか?ふつう。
手持ちぶさただからと1万円の花束を気軽に買いますか?ふつう。
夕食に二人で1万円も2万円もするしゃぶしゃぶを食べますか?ふつう。
軽く寿司をつまんで2万円もとられてうれしそうに勘定しますか?ふつう。
話はいきなり飛びますが、2005年1月1日、トルコでは100万分の1のデノミネーション(略してでのみ)が行われました。
2000万トルコリラの兵士(約1500円に相当)は20新トルコリラになりました。
単位が小さくなると、お金を使った感覚が薄れて、一時的な景気浮揚場になります。
日本でも100円を1円(1ドル=1円)にしようなんてデノミ論がときどき浮上してきます。
いままでの1万円の請求が100円になるのですから、とてつもなく安く感じて、ついお金を使ってしまいます。
歌舞伎町では、とっくにお客様の思考回路がデノミ対応型になっているのです。
35万円の時計は3500円にしか感じませんし、1万円の花束は、せいぜい100円ぐらいでしょう。
キャバクラの3万円の会計は300になるのです。
おそらくJR新宿駅東口周辺と歌舞伎町を隔てる靖国通りに沿って、デノミバリアが張られているのでしょう。
北側は職安通り、東側は明治通りに張られています。
西側は西武新宿線あたりが怪しいですね。